「記録」と「ヘザー、夏咲きエリカ」


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大掃除をしていると、もう置く場所がないから、古い事だからと、いらなくなったモノを捨てる。ただ堆積していただけのものはいらない。それとは別に忘れていた記録は整理をし直して引き出しの奥にしまわれていく。

2つの記録を整理した。

「2008.07.27」「200.08.24」「2009.04.25」「2009.08.25」「2009.09.26」「2009.09.26」と6回に渡る小さなスケッチブックの何枚かのメモはクリップでとめられて無くす事無く取ってあった。それはブックパッカーの記録。本に出会った記録。人に出会った記録。たった数枚のメモの出来事なのに、その時間からどれだけの広がりがあったか、それは言葉では伝わらない。

「2007.03.24」「2007.10.08」「2008.03.08」「2008.08.07」「2008.9.28」「2009.9.5」「2009.12.27」の7回の記録。それには1つの筋道があるような気がする。その時その時でしか考えていなかったり、忘れていたものを順序立てて俯瞰してみると見えてくるものがある。素晴らしいいい加減さが私にはある。

そして、そこには1つの花がキーワードとして存在してます。

ヘザーは和名を「夏咲きエリカ」と言います。荒野に咲く花。夏から秋にかけて群生をします。



荒野へ荒野へ、そこには足下に短い草がビロードのように生えていた。
荒野へ荒野へ、そこには丘の道が晴れ渡った空に日差しを浴びて登っていた。

荒野へ、そこには紅ひわが古びた御影石の上でさえずっていた。
雲雀が、野の揚げ雲雀がみんなの胸を自分のと同じ喜びで満たしていた。
いかなる言葉がそのとき起こった感情を伝え得よう。
はるか遠くに追放されてさびしい丘の端にひざまずき
そこに生える褐色のヒース(ヘザー)を見た時に

(エミリー・ブロンテ著「嵐が丘」より)


記録に読み解く、奥底に沈んでいたものを浮かび上がらせるという事は良いものだ。
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  by akari_tasaki | 2010-01-05 23:44 | ヒビノコト

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