ホームレス


どこまでも広く広く旅をしても尽きる事は無く。ただ1つの場所で1つの事を深く深く掘り下げていってもやはり尽きる事はない。

c0196264_2345288.jpg


c0196264_2351755.jpg


家があるけど、ホームレスな人だと友人が私を指して言った。この友人はいつもうまい事をいう。

一枚のトタンの板を叩いて照明のかさを作ってみる。初めての事、上手くなんかはいかないのはわかっているが、一時間ばかり腕が痛くなったも叩き続けてみた。いい様な気もするが、うまく掴めない。用もあって、外で叩いてみる事にした。川っぺりで叩こうかと思っていたが、通りかかった城址公園がふと気になって、何となくそちらへ。そこは特別な場所でも何でもない。子供の頃から道路に面したその公園の入り口は知っている。知っているが、行った事はなかった。

知っているが、その奥まで行った事が無い事が多い。表面だけで終えてしまう事が私は多い。

公園のベンチで仕上げをしたら、印象が変わった。それは錯覚かもしれないが、そう思えた。

たまには外で。 見慣られた風景の奥に足を踏み入れて。


別の道に踏み入れると、見慣られた風景が住宅地になっていた。工事中の家もあるそこには人の生活の匂いがしなかった。ただ、古びた公園は変わっていなかった。ひび割れたり耳が欠けたりしたライオンやペンギン、ゾウにパンダらがいた。


一冊の地図を買った。ここも行きたい、あそこも行ってない。行く場所は尽きない。幾らでも行きたい。でも、旅をするという事の意味が昔とは変わって来たのかもしれない。ただ色々と知らないものを見たかったというのと今。昔は朧げだった「ここ」という意味合いが強くなってきたのだろう。



知らない土地や風景に出会う事は好きだ。けれども、それよりも「ここ」で創る事の方が好きだ。

たまに旅をするのはいい。その旅は全体が無秩序でも良かった。けれども今は、自分で把握出来るスケールにした方がいいのだろうと思った。少しくらいの無理で出来るくらい。

c0196264_2353817.jpg

[PR]

  by akari_tasaki | 2010-01-07 23:10 | ヒビノコト

<< 薬局の直球勝負。 水菜 >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE