「豚が空を飛ぶ」と「空色」


豚が空を飛ぶ。それは赤い飛行艇に乗った「飛べない豚はただの豚さ」ではない。四つ足のただの豚が人を背に乗せて、愛嬌のある表情で足を軽快に前後させて、空を飛んでいた。豚が空を飛ぶという発想はなかった。目から鱗の瞬間。

まじないをかけた料理を食べた人に奇跡が起こる事があってもいいじゃない。そんなありえない笑ってしまう物語が1つくらいあってもいいじゃない。

料理を作るシーンは手の動きも食材も美しく、食べるシーンでは美味しくて止まらないという具合に無我夢中で貪りつく。

こんな時間がたまに良い。



池袋から西武線で桜台駅に行き、小雨の中を数分歩くと「空色」というカフェに着いた。誰かと会う事や場所に出会う事は誰かが教えてくれる。ここも12月にたまたま出会い、たまたま話をする機会があった人が教えてくれた場所。教えてもらった場所に1ヶ月そこらで足を運ぶという事は私にしては稀な事。大体は数カ月か一年後という事も珍しくない。偶然のタイミングとは面白いもの。

焼きカレーとカフェオレを美味しく頂き、良い時間を過ごさせて頂いた。さて、それはまた何処に繋がるか。それはまた先の話。

http://blog.goo.ne.jp/takko666/

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目白にある「ゆうど」に行くと、秦泉寺由子さんの青竹で白く染めたキルトの展示が待っていた。針の一刺し一刺し、1つの単位は本人が言われる様に確かに単純ではある。ただ、その積み重ね方と量、それに費やす時間と探究心が凄いどころの話では無い。それは10年前と変らず、今日も思った。展示のオープングの今日は内藤里永子さんが10数年前に秦泉寺由子さんの展示を観に行った時の事を朗読し、岡庭矢宵さんがグレゴリオ聖歌や、中世イタリアの写本に書かれた歌などを歌ってくれた。

目を閉じて聴く。朗読の時はその情景を思い浮かべ、歌の時は意味は分からないが、連なる響きに身を任せる。

日常の中の白い非日常の時間。そんな時がある。

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  by akari_tasaki | 2010-02-12 01:19 | ヒビノコト

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