山を切りひらく


父や祖父達が言う「山」は行ってみると私には「林」だと思えるものである。木々が生い茂っていると「山」という総称になったのだろう。



父が祖父から譲り受けた「山」があるとい事は先日知った。使い道が無いので言う事もなかったらしい。会話の中で「山」とは言っていたのかもしれないが地方の農家の言葉「裏」「新宅」「遠い」「近い」はいつもどこを指しているかわからないので、スルーする癖が付いていた私が悪い。「使い道」というのも鋪装された道路に面していないとか、開発で不動産屋が買い取ってくれなかったという類いの話。十分に使い道はある。



大きな枝は脚立にかけてチェンソーで切り落とす。手の届く範囲の細身のものはノコギリで。道に斜めにせり出して畑の邪魔になるものを端から片付けていく。切った枝は林の中に引き入れる。その為に場所と道を確保する。確保したら切る。慣れて来ると枝を落とすより、木ごと切って倒す事の方が楽に感じる様になる。木の上の方にロープをくくり、根元をチェンソーで切って、林の中に引き倒す。一気に片付いて、これは気持ちがいい。巣失敗する事もある。上の方の枝が開き過ぎて、周囲の枝に引っ掛かり林の中に引っぱりこめない。それでも切り開かれてスッキリとするという事と枝を引き入れる間口も取れるから、楽に感じられる。



何本も何本も倒し、何本も何本も切った。檜と櫟はわかったが、わからない樹種のものが1つある。大きく斜めに育ったそれは何本かあった。どこかで見ている。名前も聞いた事がある。が、思い出せない。家で樹種図鑑を引いたがまだわからない。



朝の八時から二時まで汗をよくかいた。気持ちのいい時間だった。「山」は良かった。使える木をとも思っていたが、そんな余力はなかった。きっと二日後に全身筋肉痛に見舞われる。
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  by akari_tasaki | 2010-04-14 23:20 | ヒビノコト

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