アボリジニはすごい。



「ダークスパークラー」はアボリジニの星見の事。

世界各地、日本、どこでも「星見」とは星を見る事。しかし、アボリジニのそれは違う。

「ダークスパークラー」は星のない真っ暗な夜空を見る。

何もない真っ暗な夜空に物語や神を見いだす。

星の位置は季節によって異なる。何もない真っ暗な夜空も季節によって異なる。



デザインの概念の中で「図」と「地」というものがある。

建物で言えば建物がある部分が「図」であり、通常、作られる部分。

「地」は作られなかった部分、庭や残りの敷地。

街なら建物が「図」、道や公園、空き地などが「地」となる。

通常の考え方を反転させて、「地」として理解、関係性を認識、デザインにフィードバックする。

そんな事は学生の頃に知って、割と好きな考え方だった。

これは「この画の中には何の動物が隠れているんでしょうか」という問いと同じ類いの事。



難しい事はない。誰でも言葉や体系として知らなくても、経験では知っている。

人類が生まれてからの歴史で、どれだけの人間がいた事か。

でも、夜空の「地」である「何もない真っ暗な部分」に意味を見いだした人や部族、文化はあったのだろうか。

アボリジニはすごい。何も無い事を何もあるという事に変えている。
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  by akari_tasaki | 2010-05-04 11:56 | ヒビノコト

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