カテゴリ:メモノコト( 4 )

 

ガラスと


宇多田ヒカルの母、藤けいこが日本を「日本はガラスで囲まれているようですね。
外から見ると開放的でたやすく入れそうだけれど、実際は見えない分厚い壁がある。」と例えた。



日本がそうなのかどうかはわからない。
そうなのかもしれないし、それは他の国や地域でもある事なのかもしれない。

ただ、ガラスについての捉え方が、共感出来た。

昔からガラスが嫌いだった。建築に革新をもたらしたと言われる鉄筋コンクリートとガラス。
本当にそうなんだろうかと建築を学んでいた時から何となく思っていた。

ガラス一枚で仕切られた内と外。きれいに見えるのに温度差も環境も違う。匂いも違う。
優しそうでいて、こんなにも隔絶的な存在があるんだろうかと思った。

ガラスに触れた時の冷たさが好きでもあるし、残酷に思えて嫌だった。

それならば、土壁に穴を穿った形の方が良い。
自由や快適さはないが、とても優しい存在に思える。

私がアカリを作り続ける理由の根底にはそんな思いが根強く残っているせいかもしれない。
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  by akari_tasaki | 2010-08-11 12:58 | メモノコト

共通項


共通項があるから 笑える。

共通項があるから 何でも無い時間を過ごせる。

共通項があるから 同じ方向を向いていられる。

共通項があるから 心地よい時間を共有出来る。

共通項があるから 


それが明確なものでも無くても、何となくでもあれば良い。


共通項は過去形よりも現在進行形、未来進行形の方が愉快であると思う。

愉快な方がいいと思う。
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  by akari_tasaki | 2009-11-25 22:50 | メモノコト

池袋と信濃町で


コワイと思う事をしてみる。してしまう。

コワイと思える事が大切だと身体のどこかの細胞がしっているからしてしまう。

手なのか、頭のか、心なのか、口なのか、それとも身体全体なのかはわからないが、どこかが知っている。

コワイと思った先には何かがあるから、それを我慢できずにしてしまう。

脈打つ衝動がわかる。

何か匂いがする。

コワイ思いを抱えながら楽しめば良い。



「倒れない様に歩けば良い、倒れそうなら踏ん張れば良い」と友人が言っていた。



生まれる前の形には祝福がある。

朧げな輪郭の向こうには何かが見える。

やがて聞く事の出来るだろう産声には、とびっきりの予感がする。

そんな時間に出会える事が出来た。それは腫れた日の朝のような心地よい時間だった。
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  by akari_tasaki | 2009-11-25 00:53 | メモノコト

「生きる」谷川俊太郎

生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと

生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬がほえるということ
いま地球がまわっているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎてゆくこと

生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと

生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ

生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
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  by akari_tasaki | 2009-01-11 11:35 | メモノコト

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