ぐるりのこと
ある夫婦の十年のはなし。
十年あれば色々ある。良い事も悪い事もホントにある。
1つ1つが大事件で、泣いたり笑ったり。
人は弱いから色々ある。でも二人だから時間がかかっても乗り越えられる。
笑った方が良い。同じ時間を過ごすなら楽しんだ方が良い。
十年経って、ぐるりと見渡せば。。。。
そんな話の様な気がした。
主人公のリリーフランキーは変化していく、変化しない柔らかな心も持っている。
法廷画家のその目の焦点は被告、原告、被告親族の手や足の違和感を捉えている。
彼の画を描く時の状況が白く透明で良い。
良い事と悪い事のうち、悪い事が連鎖している時は辛い。辛いが目が離せない。
嫌な気分が全面に出ない。見れてしまう。全てが丸く収まるというものではないが、それも悪くない。
そんなものだと思える。それでいいと思える。
何気なく手に取った「ぐるりのこと」、監督は誰なのだろうと見ていたら、それは「ハッシュ」の監督。
「ハッシュ」も数年前に何気なく手に取った映画。良い事も悪い事も理不尽な事もあるが、
何か心地よい映画だった。映画っていいなと思えた一本だった。その監督の作品。
身体の芯から納得出来た。
木村多江も好きさ。主題歌を歌うakeboshiも好きさ。知らずにこの歌も聴いていたさ。
さー。
「ぐるりのこと」
http://bitters.co.jp/gururi/
by akari_tasaki | 2009-11-27 21:31 | DVDカCDナコト