勤行
東京は本應寺にて朝の勤行に参加した。
寺も教会も好きだ。教会のミサにも参加してみた事がある。教会は神聖さに対して巡礼をしているような感じがする。宇宙や壮大な存在に対して。教義云々は抜きにして、その時代その時代に人生を捧げた人の力や教会建築を作り上げた情熱とその空間は尊敬が出来る。神聖な空気に身がしまるが、ミサでは寝てしまう。どうやら、向いていないらしい。
昔、高野山を訪れた時に、本堂での灯籠の壮麗さと線香の匂い、どこからか鳴り響くお経の声に震えた。頭で考えるよりも感覚で、すごいと思えた。
ミケランジェロのピエタも好きだが、円空の木彫りが好き。
だから、本應寺に出会えた意味は大きいと思う。23日の晩に泊めてさせて頂いた。
あわのほしまつりから数えて何度かの勤行というお経を上げる時間に参加した。当然、馴染んではいないが、この時間は好きだ。外ではなく内と向き合えている気がする。内と向き合う事が外にも繋がる。
2010年、折をみては参加するだろう。
廊下の雑巾がけが懐かしかった。
手打ちの十割蕎麦が美味かった。
朝、前日のおにぎりを焼きおにぎりにしたのが美味かった。
ここにいる人達が魅力的だと思えた。
お経、勤行は当り前の事に感謝する為のものという御住職の話が心に残った。
by akari_tasaki | 2009-12-25 17:14 | ヒビノコト